2023年2月23日12:00
神奈川県横須賀市、ジェーシービー(JCB)、 およびトッパンフォームズは、大規模な災害発生による通信障害や電源途絶を想定し、横須賀市内の店舗でマイナンバーカードアプリケーション搭載システムを活用したオフライン環境下でのキャッシュレス決済システムの実証実験を開始した。同実証は2023年3月11日以降順次開始する予定だという。
同実証では、JCBはオフライン環境下で実施された決済情報の精算集計、トッパンフォームズはテスト用マイナンバーカードへのアプリケーションの導入と、決済を行う店舗用決済端末および端末に搭載するアプリケーションの提供を担う。
同実証では、普及期にあるマイナンバーカードを活用して、平常時の各種施策のデジタル化に加え、災害時のオフライン環境でも利便性が高く、安全安心にキャッシュレス決済を行うことのできる決済システムの構築を実現することで、横須賀市は災害に強いまちを目指す。
現在、マイナンバーカードの交付枚数は約7560万枚が普及しており、健康保険証や運転免許証との一体化の実施などさらなる普及の加速が見込まれるため、横須賀市、JCB、トッパンフォームズは同実証でマイナンバーカードを活用し、これらの課題解決に取り組むそうだ。
横須賀市、JCB、トッパンフォームズは、同実証によって生活者の利便性の高い決済システムを構築することで、マイナンバーカードのさらなる普及を促進し、自治体の各種ポイント事業やクーポン事業、支援事業などの施策へのマイナンバーカードの活用による生活者の利便性向上、地域活性化、自治体業務効率化などにつなげていきたいとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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