2023年3月10日16:53
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、2023年4月に解禁される「給与デジタルマネー払い」領域で新しいビジネスを展開するべく、パートナー企業と連携を進めているが、第1弾として、給与計算業務のアウトソーシングサービスを提供するペイロールと、デジタルマネーによるシームレスな給与払いを実現するためにサービス設計および業務運用やシステム構築等の協議を開始したと発表した。
2023年4月より「賃金のデジタル払い(給与デジタルマネー払い)」が解禁される。これにより、労働者の同意を得た場合に、一定の要件を満たして厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払いができることになる。2021年における民間の事業者が支払った給与総額は225兆円を超えており、キャッシュレス決済の普及および働き方の多様化や外国人労働者の増加などを受け、給与デジタルマネー払いのニーズは一定程度見込まれるそうだ。
GMO-PGはオンライン化・キャッシュレス化・DXなどを支援する決済を起点としたサービスを展開するなか、資金移動業者として決済・送金サービスの提供のほか、「即給 byGMO」による給与前払いや、所定日の給与送金サービスの提供などBtoE(Employee)領域のお金のデジタル化も推進している。
このほど4月に解禁される「給与デジタルマネー払い」においても、GMO-PGがワンストップで提供するサービス構築を目指し、ハウスマネーを含む電子マネーによる給与払いのシステム構築、および人事労務システムを提供する企業、決済サービスを提供する資金移動業者、前払い式支払い手段等のチャージ可能なデジタルマネーの発行事業者、証券口座を提供する事業者、保険・保証会社など、各方面の多くのパートナー企業と連携した新しいビジネス展開をしていく。