2023年7月7日19:10
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、TMNの新製品「UT-C20」および「UT-X20」の受注を開始した。
TMNは、2011年に国内初クラウド型電子マネーサービスの提供を開始して以来、ソフトウェアとしてのサービス提供に加え、決済端末の製造も行うことでハードウェアに関するノウハウの蓄積とともに、加盟店の決済ニーズへの理解を深めてきたという。
今回、決済端末メーカーとしての競争力強化に向け、1,000社を超える加盟店へのサービス導入実績から読み取った、小売事業者のさまざまなニーズに応えられる決済端末を新製品として発売する。
国内のキャッシュレス決済普及に応じ、小売事業者は、クレジットや電子マネー、QR・バーコード決済のほか、共通ポイントや独自ポイントなど多くの決済手段に対応することで利便性の確保や他社との差別化を図っており、1台でさまざまな決済に対応できるマルチ決済端末が昨今のトレンドとなっているそうだ。
TMNは、これに加え、POSとの接続方法や運用方法も含めた幅広い機能を具備することにより、小売事業者の導入における効率化や、導入後のサービス追加や環境の変化にも柔軟に対応するなどの付加価値を高められると考え、大手チェーン店から、中小規模の個店まであらゆる決済シーンを想定し、全方位的に対応できることをコンセプトに開発を行った。
「UT-C20」と「UT-X20」は、クレジット(3面待ち)、電子マネー、QR・バーコード決済など、マルチ決済に対応している。
「UT-C20」を店員操作用に、「UT-X20」をお客様操作用として2ピースで利用、もしくは、「UT-X20」1ピースでもPOS直結型として利用可能だ。また、「UT-C20」にPOS機能を追加することも可能で、小規模店舗でもコンパクトにPOSを導入することができるという。
「UT-X20」は、決済端末を、POSを介さずに接続する「外回り」(有線LAN)またはPOSを介して接続する方式である「内回り」のどちらも対応可能だ。「UT-C20」は、有線LANまたはオプションで無線利用(LTE・Wi-Fi)に対応しているという。