2023年11月8日16:53
ふくいのデジタル(福井県福井市)が運営するスマートフォンアプリ「ふくアプリ」は、2023年11月1日、福井県のデジタル地域通貨・ポイント事業「ふくいはぴコイン」の運用開始に伴い、大幅にリニューアルした。プレミアム付地域商品券や出産・子育て応援ギフトなど、行政のさまざまなデジタル給付事業をふくアプリでワンストップ提供することで、福井に暮らす人、福井を訪れる人により使いやすいアプリとなることを目指すという。
同リニューアルの大きな特徴は、ふくアプリのデジタル決済システムの機能を大幅に拡充した点にあるという。複数の事業主体がデジタル地域通貨やプレミアム付き商品券、ポイント給付サービスなどを別々に展開できるように、独立したウオレット(サイフ)をふくアプリ内にいくつも設定可能だ。ウオレット(サイフ)ごとに利用可能な店舗を設定できるため、目的に応じて柔軟な施策立案、実行が可能であり、利用者はアプリを1つダウンロードするだけでさまざまなデジタル給付金やポイントを受け取り、支払いに使うことができるという。
同デジタル決済システムは、福井県のデジタル地域通貨事業「ふくいはぴコイン」として福井県に利用してもらう。「ふくいはぴコイン」は、県はもちろん、県内17市町が独自のデジタル決済事業を展開する場合に、独自にウオレット(サイフ)を設定、利用できる共通プラットフォームとして開放・相乗りするもので、全国でも例のない取り組みだという。
「ふくいはぴコイン」を利用した各事業の第一弾として1日からプレミアム付地域商品券事業(福井県事業)の抽選申込がスタートした。また、出産・子育て応援ギフト事業(福井県および県内全17市町による連携事業)、ふく育ポイント事業(福井県事業)など計7事業が、ふくいはぴコイン内に独自のウオレット(サイフ)を作成して順次スタートする。
このほか、ふくアプリでは福井新聞ニュースや気象・災害情報も閲覧できる。また、今年度内にデジタルクーポンやデジタルスタンプラリー、交通機関の乗車にも利用できるデジタルチケット機能も順次実装する予定だ。
なお、同リニューアルでは、事業協力パートナーの電通と電通コンサルティングの協力を得たほか、システムパートナーとして電通国際情報サービスが名を連ねている。
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ペイメントナビ編集部
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