2011年4月21日11:45
石川県とイオンは、2011年4月20日、包括提携協定を締結すると発表した。同協定は、2011 年3 月末現在、石川県内8市町で14店舗を展開するイオンの環境保全・社会貢献活動などの取り組みが、石川県の里山里海保全をはじめとする施策の方向性に合致することから合意に至ったという。同協定により、石川県とイオンは、里山里海保全や地産地消の推進、環境保全、観光振興、健康増進、防災など、12項目の分野にわたり、双方で協力し、さまざまな取り組みを進めていく。
取り組みの第一弾として、イオンは「里山里海ISHIKAWAON」を2011年4月28日から発行する。同カードが全国10万2,500箇所のWAON加盟店で利用された場合、その金額の一部をイオンから石川県に寄付し、里山里海の保全活動に役立ててもらう。同カードは1枚300円で初年度5万枚の販売を目標にしている。
また、包括協定の締結を記念し、4月27日まで、イオンかほくショッピングセンター(かほく市)において、「里山里海ひろば」を開設する。同取り組みは、石川県とイオンが協働して、石川県の里山里海の現状や保全の意義をはじめ、地域住民、企業などの参画による新しい里山づくりを県民に紹介することで、里山里海への理解を深めてもらうことを目的としている。さらに、イオンは、「いしかわ版里山づくりISO」の認証を受けて、里山里海づくり活動を推進する。このほか、県内外のイオン店舗における県産品フェアの開催や、県・関係団体が実施する農林漁業者や食品製造・販売業者等との商談会にイオンのバイヤーが積極的に参加し、県産品の販売促進に両者で協力して取り組むという。
イオンは子育てを支援する取り組みとして、プレミアム・パスポート事業に引き続き協賛するとともに、毎月19日の「県民育児の日」の普及啓発も実施する。また、「赤ちゃんの駅」に登録し、授乳やおむつ替えのスペース、ミルクのお湯の提供などを行うことで、乳幼児を抱える家族が安心して外出できる環境づくりを進めるという。