2024年1月10日20:14
マギー(沖縄県豊見城市)は、新生堂薬局が展開する「ドラッグ新生堂」をはじめとするドラッグストアチェーンに、自社の店頭ストアメディアサービスが採用されたと発表した。
同サービスは、店頭ストアメディア機PALを通じてワン・トゥ・ワンのパーソナルプロモーションを実現するという。2024年2月より、PALは「ハピまる君」として、新生堂薬局グループのドラッグストア計51店舗に導入されるそうだ。
新生堂薬局では、顧客が適切なタイミングで好みの商品と出会うための販売促進が必要と考えていたそうだ。こうした中で、新商品の発売に伴うキャンペーンなどの販促施策や、好みの商品のリピート購入の促進などを最適なタイミングで実行可能にする、マギーの店頭ストアメディアサービスが採用されることとなった。
2023年6月から11月にかけて、新生堂薬局グループの福岡・熊本地域のドラッグストア3店舗で試験導入を行った。その結果、ハピまる君を利用した人の月間の来店頻度や月間の一人当たりの買い上げ点数が改善され、優良顧客の維持拡大、また各メーカーの商品においても、ターゲティングを共同で研究することで獲得単価を抑えた販促が可能となったそうだ。
同サービスは、顧客の購買履歴を分析し、顧客に合わせたクーポンや動画配信が可能なサービスとなる。導入企業が保有する購買履歴を含む顧客データ(ID-POS)を収集し、マギー独自開発の地域データ(i-code)や商品情報、MD情報などと組み合わせたビッグデータとしてデータベース化する。同データベースを利用し、顧客と商品の関係を独自の観点により分析し、一人一人異なるDNA(Ameba DNA)を生成するそうだ。
同DNA(Ameba DNA)を活用することで、一人一人異なる、購入可能性の高い商品のプロモーションを実現するという。
店頭では、クーポン・利用感謝クーポン・来店ポイントくじの3つのサービスを利用でき、カードをスキャンするだけと利用できる。各購買データは、その人のDNAとして更新され、次回来店時にはまた異なるプロモーションが実施される。
また、パーソナルプロモーションの販促施策を実施した後は、レポート発行にも対応している。これにより、PDCAサイクルによる改善活動を通じて、常に販促の最適化を実現することが可能だという。
今後は、商品情報データをさらに強化し、商品と顧客の関係性を学習させ、ターゲティング精度の向上を目指す。また、新生堂薬局と連携し、地域データとの活用などを進める。
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ペイメントナビ編集部
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