PCI DSSの普及・啓蒙に取り組むJCDSCが定時会員総会を開催

2011年4月27日8:57

ベンダーや認定セキュリティ評価機関「QSA」、認定スキャニングベンダー「ASV」などが中心となり、カードセキュリティの国際基準「PCI DSS」の普及・啓蒙活動に取り組む日本カード情報セキュリティ協議会(JCDSC)は、2011年4月26日、TKP東京駅日本橋ビジネスセンターホールで定時会員総会を開催した。

日本カード情報セキュリティ協議会 運営委員長 BSIグルーブジャパン 武藤敏弘氏

総会では、年間活動の報告、運営委員の信任、事務局の信任、会計報告、ゲストスピーカーの講演が行われた。

JCDSCの2010年の大きなトピックとしては、PCI SSC ゼネラルマネージャー ボブ・ロッソ氏の来日公演を開催。また、PCI DSS要件の解釈の緩やかな統一を図る「QSA部会」やPCI DSSの各要件に対しての対応製品・ソリューションを紹介する「ベンダー部会」も定期的に実施した。

運営委員長のBSIグルーブジャパン 武藤敏弘氏は、「2010年のPCI DSSの準拠企業は60件程度。普及が加速しているとは必ずしも言えないが、2011年はJCDSCとしても国内のPCI DSSを発展、活性化させるために取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

2011年度の運営委員長はBSIグルーブジャパンの武藤敏弘氏、運営副委員長は日本アイ・ビー・エムの西 誉氏、運営委員は三和コムテックの岡山 大氏、NANAROQの佐々木 慈和氏、ブロードバンドセキュリティの田中 康氏が再任した。また、事務局長はNTTデータ先端技術(NTTデータ・セキュリティ)の鍋島聡臣氏、事務局は日本オフィス・システムの森 大吾氏が引き続き務める。

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