2011年5月15日9:00
米国ではじめてプリペイドカード会社としてニューヨーク証券取引所に公開したグリーンドットが快進撃をつづけている。
2011年第1四半期の収益は前年同期比26%アップして1億1,730万ドル。チャージされたカード枚数は221万枚で前年同期比23%増となった。
グリーンドットは小売店頭でのリチャージ型プリペイドカード販売だけでなく、給与支払いや政府の給付カードにも力を入れている。
そのため政府機関のためのカードプログラムを推進する新たな部門を設立。JPモルガンチェイスの取締役をヘッドハンティングした。
Rite Aidとの契約はリチャージ型のプリペイドカードに従業員の給与を支払うというペイロールカード契約である。給与支払カード契約はグリーンドットにとってはじめてのものとなった。
米財務省は生活保護や失業保険などの給付を小切手から銀行口座またはプリペイドカードに全面的に切換えると発表。2013年に小切手の給付を取りやめる計画だ。
ラジオのDJが創業したグリーンドットは、プリペイドカードという決済手段で新たな市場創造にチャレンジしようとしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。