2024年4月11日9:10
TISインテックグループのTISは、2024年3月にデビットカードのイシュイングに必要な環境をワンストップで提供するPAYCIERGE(ペイシェルジュ)の「ブランドデビットプロセッシングサービス」を、静岡銀行に導入したと発表した。同社の「ブランドデビットプロセッシングサービス」の実績やブランドプリペイド市場の動き、今後についてTISに聞いた。
池谷貴
静岡銀行は会員、加盟店双方のキャッシュレス整備
システムや業務の内製化を目指すなか採用
2023年9月のインタビューにもあるように、静岡銀行では、地域のキャッシュレス推進に向けて、2023年4月から、アクワイアリング(加盟店開拓)事業に参入し、「しずぎん加盟店サービス」の提供を開始した。また、JCBの法人カードを発行しており、個人カードの発行も予定している。2024年3 月 4 日から、Visaブランドのデビットカード「しずぎん Visa デビットカード」の取り扱いを開始している。クレジット、デビット、加盟店サービスをトータルに提供することで、会員・加盟店双方がカード発行から決済までをシームレスに快適に実現できる経済圏を確立できるとしている。
同行では、ブランドデビットでは、世界中に加盟店が多く、汎用性が高いVisaブランドのデビットカードを検討していた。デビットカード発行にかかるシステムや業務の内製化を目指す中で、TISの「ブランドデビットプロセッシングサービス」の導入を決定したそうだ。
TISの「ブランドデビットプロセッシングサービス」は、①さまざまなメニューを有していること、②SaaS型での提供により初期コストを低減できる、③最短6カ月程度で利用可能な点、④PCI DSS Ver3.2.1へ準拠し、3-Dセキュアにも対応したセキュリティ、などが強みとなる。
TISのブランドデビット市場の考えは?
決済+デジタルマーケティングが進む
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