2024年4月15日9:00
NTTドコモとアマゾンジャパン(Amazon)は、2024年4月10日に記者説明会を開催し、「dポイント」と「Amazonプライム」に関する協業を開始すると発表した。
ドコモとAmazonとの関係は進化
5,000円以上の決済で1%が貯まる
NTTドコモ 代表取締役社長 井伊基之氏は「dポイントによりお客様のお買い物体験をよりお得に、より便利に変えていくことです」と話す。EC市場は成長しているが今後もさらに拡大が続くとした。井伊氏は「総合オンラインストアを運営するAmazonとの協業により、さらにdポイントは生活に寄り添うプログラムになります」と語る。
dポイントクラブは、2015年の12月にサービスを開始して以来、その会員数や加盟店を着実に伸ばしてきた。現在の会員数は約1億まで拡大している。
これまでのドコモとAmazonの歩みとして、2012年に電子書籍リーダーのKindleにドコモ回線を提供した。2018年にはアマゾンで「d払い」による決済ができるようにした。両社のカスタマーファーストの理念が一致してこれからもその関係は進化していくという。
今回の取り組みでは、ドコモユーザーに加え、それ以外の利用者もドコモのdアカウントとAmazonのアカウントを連携すると5,000円以上の買い物で支払金額の1%分、最大100ポイントのdポイントが貯まる。また、決済時には保有するdポイントもアマゾンで使えるようになる。Amazonの提供するAmazonポイントも同時に付与される。
ドコモユーザーであれば、ドコモショップあるいはドコモオンラインでの手続きにより、Amazonプライムに登録すると毎月120ポイント還元される。また、初めてAmazonプライムを登録する人については、月間プラン相当の600ポイントを3カ月間還元する。さらに、「eximo」「ahamo」「ギガホ」契約中の利用者、60歳以上の人がAmazonでの支払いを「d払い」ですると、それぞれ注文金額の1%分のdポイントが貯まるという。これにより、最大3.5%のdポイントが還元される。
Amazonポイントも同時に貯まる
ポイント獲得利用体験は次のステージへ
ドコモと提携したAmazonは、「Amazonは地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となる」ことを目指している。Amazonでは、優れたカスタマーエクスペリエンスを支える3つの柱として、地球上で最も豊富な求めやすい価格、迅速な配送、さまざまなサービスといった利便性を掲げており、これらはすべて利用者のための絶え間ないイノベーションの上に成り立っているとした。Amazonは日本で事業を開始してから24年目を迎えた。日本はAmazonにとって常に必要な位置づけにあるという。2010年から2022年にかけて、日本においてこれまで6兆円以上、2022年だけで1.2兆円以上を投資した。現在、Amazonに出品する販売事業者は14万社を超え、その大半が中小企業だ。直接雇用数は1万2,000名で、Amazonの投資が生み出している雇用数は17万5,000人以上と推計している。
Amazonプライムは買い物の配送サービスに加え、Prime Video、Prime Reading 、Amazon Music Primeといったエンターテイメントなどの多様な特典を提供している。
Amazonでは2007年にAmazonポイントプログラムを開始し、ポイント貯めたり、使ったりすることが可能だ。アマゾンジャパン 社長 Jasper Cheung(ジャスパー・チャン)氏は「お客様にとってさらなる価値や利便性をご提供できるよう、NTTドコモ様との協業を通じて、Amazonにおけるポイント獲得利用体験は、次のステージへと進化します」と話す。
dポイントは2,200億が外部
リアルに比べて弱いネットを強化
記者説明会後には質疑応答が行われ、NTTドコモ 営業本部 営業戦略部 部長 山本 明宏氏と ウォレットビジネス 部長 田原務氏、アマゾンジャパン プライム・マーケティング事業統括本部 バイスプレジデント 鈴木浩司氏が出席した。また、山本氏の田原氏の囲み取材も行われた。
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