2011年6月11日9:18
前払いのプリペイドカードを普及させるためには、カードが利用できる加盟店を増やすとともに、カードへ資金をチャージできる拠点ネットワークを構築することも重要だ。
米国ではグリーンドットが5万店強のプリペイドカードチャージ拠点を整備し、ニューヨーク証券取引所に上場した。グリーンドットのチャージ拠点は米国人の80%近くがすぐアクセスできるところにあるといわれている。
審査が不要、銀行口座不要で、だれでももつことができるプリペイドカードは、世界中で急伸している。このほどカナダでも、プリペイドカードへのチャージ拠点を拡大しようという企業があらわれた。
携帯用プリペイドやPOSソリューションを提供しているセレクトコア(SelectCore)社は、既存のPOSをそのまま使ってプリペイドカードへチャージできる仕組みを提供。リキャッシュ(ReCash)と命名した。
既存のPOSを改造せずに、リアルタイムで現金をプリペイドカードへチャージできるソリューションは特許出願中。デビットネットワークを活用したもので、デビットというインフラが既にあることが前提だ。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。