2011年6月12日9:18
給与の銀行口座振込みやプリペイド口座へのチャージ(Direct Deposit)を実施しているスモールビジネスは、キャッシュレス推進の有望な見込み客である。米電子決済協会(NACHA)は、スモールビジネスを対象にした調査結果を発表した。
米財務省は、政府の給付金や恩典、あるいは税金の還付金を口座へ振込むことを、小切手より安全で便利な手段と位置づけている。
調査によると、スモールビジネスの34%がすでに口座振込み(銀行口座とプリペイド口座)を利用している。従業員のなかにはアルバイトや臨時契約社員がいる。彼らのなかには銀行口座へ振込むより、給与支払カードへチャージを希望する人も多い。
スモールビジネスが口座振込みを利用する理由の1位は時間削減、2位がコスト削減、3位は従業員の希望だった。
スモールビジネスの66%はまだプリペイドを含む口座振込みを実施していない。ここに対して積極的にアプローチすべきだと、調査レポートは示唆している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。