2016年3月17日20:30
PayPal Pte. Ltd.(ペイパル)とダイナテックは、急増する訪日観光対策として、ダイナテックのブッキングエンジン「Direct In」にてシステム連携を行い、世界203の国と地域で1.7億人が利用するネット決済のグローバルスタンダードであるペイパルを2016年7月より導入することを発表した。
これにより、「Direct In」を利用するホテルや旅館の自社サイトにおいては、既存の決済方法に加え、新たにペイパルで決済を行うことが可能になる。今回のペイパル導入により、すでに「Direct In」を導入済みの約2,400施設の国内ホテル・旅館サイトは、ペイパルを決済手段の1つとして導入することが可能となり、急増する訪日観光客への対応を強化できるという。
なお、事業者にとってのペイパル決済のメリットは、カード情報を直接取り扱う必要がないため、情報流出などのリスクが軽減できること、最短三日で銀行へ出金できるのでキャッシュフローが改善できること、何か不正にあった場合でも「売り手保護制度」により被害額をペイパルが負担することなどとなる。一方、ユーザーにとってのペイパル決済のメリットは、24時間の不正取引監視システム、カード情報をサイト側と共有せずに決済できること、24時間365日20言語で電話対応可能なカスタマーサポート、不正にあった場合、消費者を保護する「買い手保護制度」などとなっている。