2024年10月17日11:51
LayerXは、「バクラクビジネスカード」において、「通貨限定機能」をリリースした。発行したカードごとに決済可能な通貨を制限することで不正利用や意図しない決済を防止できるという。
限定する通貨は日本円・米ドル・ユーロの中から選択可能だ。不正利用の場合は決済失敗となり、決済失敗通知で知らせる。
近年、クレジットカード決済において、不正利用被害が増加している。一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、2023年のクレジットカード不正被害額は約541億円に上り、過去最高となった。
不正被害が拡大する中、同社の「バクラクビジネスカード」でも、対策の一助として、利用時の上限金額設定や、決済可能な取引先を制限できる機能を実装している。
一方で、「バクラクビジネスカード」利用の大多数が、国内で利用する中、現在同社が検知している不正利用においては、特に外貨利用が目立ち、全体の47%を占めている。
これらの課題に対処するため、カードごとに決済可能な通貨を限定する「通貨限定機能」をリリースした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト