2024年11月22日7:05
GMOインターネットグループでサイバー攻撃対策事業を展開するGMOサイバーセキュリティ byイエラエは、金融機関を始めとしたモンゴル国における社会インフラ上、重要な企業・組織へのセキュリティサービスの提供をさらに強化するという。
その一環として、2024年8月5日~8月23日の間、モンゴル国最大級の商業銀行「ゴロムト銀行」が運営するWebサイト、スマートフォンアプリに対する脆弱性診断サービスを提供したそうだ。
GMOインターネットグループは、2023年11月14日にモンゴル国・ウランバートル市と「(同都市を)より安全にデジタル化された包括的な都市にすること」を目的とした基本合意書(MOU)を締結した。これに基づき、合弁会社「GMO-Z.com Mongolia LLC」を設立し、インターネットインフラサービス事業展開を推進している。同取り組みの一環として、GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、モンゴル国でのサイバー攻撃対策強化の推進役を担っている。
ゴロムト銀行は1995年に設立したウランバートル市に本社を構えるモンゴル国内大手商業銀行だ。ハーン銀行、TDB(Trade and. Development Bank)、ハス銀行と合わせて4大銀行と称される重要な銀行の1つ。経済の融合に大きく貢献した個人や機関を表彰する「CFI.co アワードプログラム2024」ではモンゴル国のベスト銀行を受賞した。
公共サービスと経済の急速なデジタル化が進んでいるモンゴル国で、ゴロムト銀行はデジタルバンキングの先駆者として顧客の利便性向上や技術革新に積極的に取り組むと同時に、サイバー攻撃対策にも力を入れている。GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、モンゴル国・ウランバートル市に対しサイバーセキュリティに関するトレーニングを提供した実績や国内外のハッキング大会での受賞実績などが評価され、発注先として選出された。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエでは2024年7月にグローバル戦略本部を新設するなど、グローバル展開に力を入れている。今後もモンゴル国・ウランバートル市を中心に、モンゴル国内の社会インフラ事業など重要な組織・機関のサイバーセキュリティ対応チームへの支援や、組織・機関が運営するシステム、ソフトウェアに対する脆弱性診断・ペネトレーションテストの提供を進めていく。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
金融分野(銀行、投資、証券、保険)のテクノロジー、マーケティング、最新動向の啓蒙ポータルサイト