2024年11月29日7:20
かっこ(Cacco)は、提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」が、エフ・ディ・シィ・プロダクツが展開するジュエリーブランド「4℃」の公式オンラインショップ「4℃ JEWELRY ONLINE SHOP」に、クレジットカード不正利用対策を強化するため採用されたと発表した。
クレジットカード不正利用による被害額は、日本クレジットカード協会によると2023年には年間540億円にも上り、カード会社やEC事業者など関係各所にさまざまな対策が求められている。なかでも、本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア」は2025年3月までに全EC事業者への導入義務化が「クレジットカード・セキュリティガイドライン」により指針として発表されているが、それだけでは十分な対策とは言えず、依然として被害が発生しているそうだ。
このような状況を受け、「4℃ JEWELRY ONLINE SHOP」では、さらなる対策強化のため、「O-PLUX」を導入した。同社はすでにオンラインショップですでに「EMV3-Dセキュア」を導入していたが、不正の手口がますます巧妙化する中、より網羅的な対策として「O-PLUX」の導入を決定したそうだ。「O-PLUX」は、常に最新の不正傾向に対応する審査の適用と、不動産業界の空き室情報や電話番号の疎通情報など外部データにリアルタイムに照会をかける高精度な不正検知を実現しており、「EMV3-Dセキュア」を通過した不正取引への対策としても有効だという。
また、ジュエリーは換金性が高く、さまざまなラインナップにおいては、精度の高い不正検知が特に重要だ。Caccoは、カスタマーサクセス担当者による最適な検知条件の設定・チューニングを提供するため、通常の顧客のユーザビリティを損なうことなく、売上を伸ばしながら不正取引を防止することができるという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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