2025年4月20日7:00
マネーフォワードケッサイは、事業者向け請求書カード払いサービス「マネーフォワード 請求書カード払い」の累計決済金額が、100億円を突破したと発表した。
「マネーフォワード 請求書カード払い」は、銀行振込指定の請求書でも、カードで支払いができるサービスだ。商習慣上、請求書での支払いを指定されている場合でも、売り手側のフローを変えることなくカードで支払いができるため、支払い業務を効率化することが可能だという。また、クレジットカードでの支払いにより、キャッシュアウトのタイミングを先延ばしできるため、今ある資金を事業投資に充てるなど、資金の循環を良くすることができるそうだ。
日本のキャッシュレス比率は個人消費者が牽引し、39.3%まで拡大しており、うち83.5%がクレジットカードでの決済だ。個人のカード決済が堅調に普及している一方で、企業間決済では銀行振込の利用割合が70.5%と依然として高く、法人向けクレジットカードの利用割合は18.1%に留まっている。しかし、企業間決済においてクレジットカードを利用したいというニーズは高まっており、決済方法の選択肢を拡大することが求められているそうだ。
また、経済産業省でも、支払を意識しない決済やデータ連携がスムーズに進む手段として、企業間決済のキャッシュレス化を推進している。法人向けクレジットカードの活用は、中小企業等の生産性向上や業務効率化、デジタル化を促進すると期待されており、今後、企業間決済領域におけるキャッシュレスの普及が進むと考えられる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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