2025年6月3日7:50
SBI損害保険は、2025年5月28日から、「SBI損保の海外旅行保険」における保険料の決済手段として新たにコード決済を追加した。また、破損したスーツケースに対する保険金の支払いについて、AI画像解析による破損検知と自動送金を可能とする「スーツケース破損保険金自動支払いサービス」を開始する。
近年キャッシュレス化は一段と加速し、2024年の決済額ベースで42.8%まで上昇している。また、キャッシュレス決済のうちコード決済は、決済額ベースでは9.6%となっているが、決済回数でみると29.6%を占めており、少額決済における身近な決済手段として定着しているという。
SBI損保ではこのような決済手段の多様化やコード決済の浸透に対応するため、保険料の支払方法にPayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY・auかんたん決済を追加する。オンライン決済手段の拡充により、利用者が手元のスマートフォンから加入できる。
なお、追加される決済手段において、それぞれ指定のポイントを利用することが可能だ。ドコモは「d払い」、auは「auかんたん決済」内でそれぞれキャリア決済(通信料合算請求)が可能となるが、「ソフトバンク」とのキャリア決済(通信料合算請求)については、今回のコード決済追加に伴い、廃止する。
また、利用者が撮影した破損したスーツケースの画像をAIが読み取り、破損の有無と状態を自動判定することが可能となった。同サービスの導入により、スーツケース破損の画像査定を自動化することで、担当者による損害確認や支払手続きなどの作業が不要となることによって、これまで最短3日かかっていた保険金支払を最短即日で行うことが可能だという。

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ペイメントナビ編集部
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