ネットスターズが「決済+α」で着実な成長を報告、AI活用などの方向性示す

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2025年6月30日8:00

キャッシュレス決済サービスと企業課題を解決するDXサービスを推進するネットスターズは6月26日、メディア向け事業説明会を開き、2025年5月までの事業報告と最新トピックスを紹介した。成長戦略が着実に成果を出していることを示した上で、さらなる成長へ向けたNEXTネットスターズとして目指す方向性を明らかにした。

次の成長の原動力は「フィンテック」「AI」「ステーブルコイン」
「レジレスプラットフォーム」のコンセプト打ち出す

ネットスターズ代表取締役社長CEO 李剛氏は「ネットスターズは、キャッシュレス決済のインフラを支えるフィンテック企業へと成長してきましたが、今まさに次のステージへと歩みを進めています」とネクストステージでのさらなる飛躍に自信を示した。

ネットスターズ代表取締役社長CEO 李剛氏

ネットスターズの未来の方向性については、フィンテック、AI、ステーブルコインの3つの柱を掲げている。フィンテック領域ではより本格的に決済から金融へと進化を遂げ、企業価値を高める方針だ。そして、AI時代に対応するDXサービスを店舗が実践的に使えるソリューションとして提供するほか、ステーブルコインの新しいインフラづくりを着実に進める構想だ。

ネットスターズの2025年第1四半期の決算は、決済取扱高が4674億円で、四半期としては過去最高を記録した。売上高は10億5000万円で、前年同期比27%増加したほか、当期純損益の黒字化を達成するなど、順調なスタートを切っている。李氏は「年度黒字化を達成する見込みとなっています」と自信を示した。

取締役COO事業統括本部本部長 長福久弘氏は「私たちのミッションは『お金の流れを、もっと円(まる)く』です。店舗や企業などtoBの領域のお客様にモノやサービスを提供して対価をいただくビジネスを通じ、テクノロジーの力でもっと円滑にしていきます」と話した。

ネットスターズ 取締役COO事業統括本部本部長 長福久弘氏

マルチキャッシュレス決済ゲートウェイサービス「StarPay」を中心に、インバウンドプロモーションプラットフォーム「StarPay-Global」、リアル店舗DX省人化プラットフォーム「StarPay―DX」を軸に事業を展開している。2015年、QRコード決済事業を開始以来、キャッシュレス比率の伸びを追い風に、決済事業は順調に業績を伸ばした。それと並行して、「決済+α」のサービスも進めてきた。長福氏は「QRコード決済が伸びる中で、必ず、この次はプラスアルファの部分が伸びてくると思い、2019年に企画し、2021年からさまざまなDX事業を進めてきました」と話す。

まずはミニアプリにフォーカスし、外食チェーンにモバイルオーダーなどを提供するなどのDX事業を推進してきたが、今年からは、リブランディングし、「レジレスプラットフォーム」というコンセプトに変更した。レジレスとはレジの業務の負担をなくしていくことを意味する。注文から決済までの工程で効率化を進めることができ、店舗支援強化につながる。

ステラにQRシステム提供、
パートナーシップ戦略も新ステージへ

NEXTネットスターズへ向けて、パートナーシップの強化でも成果が出始めている。ネットスターズの成長の原動力は、地銀パートナー、システムパートナー、販売パートナー、ペイメントパートナーなどのパートナーシップ戦略だ。

直近では、さらなるパートナーシップの強化として、三井住友カードとの間で、stera terminal(ステラターミナル)のステラターミナルユニット&モバイルのQRコードのシステム提供で連携した。

長福氏は「ネットスターズのクラウド技術は、クラウドネイティブインフラ(コンテナ技術)による高度な決済処理が特徴で、強固な安定性、安全性を実現していることなどが評価されています」と話す。このほか、ストライプやメルカリハロとのパートナーシップを実現したほか、アイウイズロボティックスと業務用掃除ロボットを共同販売に乗り出している。

JPQRグローバルのスイッチングセンターに
AIによる与信管理・不正防止対策強化へ

Starpay-cashier(オンライン決済)のAPI接続工数などAI活用の成果を発表するネットスターズ 取締役 吉田興佳氏

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