2025年9月26日15:09
2025年10月16日開催のセキュリティ関係のイベントである「ペイメント・セキュリティフォーラム2025 fall」では、最終講演で日本クレジットカード協会(JCCA)の担当者などが登壇する。
2025年4月よりJCCA、国内クレジットカード会社8社、ACSiONの3者でフィッシング被害の対策として、フィッシングサイトからクレジットカード情報等を詐取される被害を防止することを目的に、2025年4月より共同でフィッシングサイトを閉鎖する取り組みを開始した(参考記事)。
JCCAでは、経済産業省や警察庁など10の行政・団体と共同で、フィッシング啓発キャンペーンを実施するなど、官民で連携して、消費者への注意喚起と被害防止を推進してきた。ただし、オンラインショッピングサイトや公共料金、SNSなど、自社ブランドを騙ったフィッシングサイトの被害は後を絶たない。実際、関係者からは「カード業界の努力だけではフィッシング被害は防ぎきれない」という声も耳にする。
そこで、JCCA、国内クレジットカード会社8社、ACSiONはフィッシングサイトの閉鎖ことに加え、フィッシングサイトが多く報告される企業や業界団体に対して、自社での自発的な閉鎖対応の要請や、閉鎖対応に必要なノウハウの提供などを通じて、閉鎖に取り組む環境整備を共同で呼びかけている。
今回は同取り組みについて、JCCA 事務局長 辻中 伸幸氏、ACSiON 代表取締役 安田 貴紀氏が講演する。