2011年8月15日13:16
世界最大のインターネットオークション「イーベイ(eBay)」公認の日本向けサイト「セカイモン」を運営するネットプライスグループのショップエアライン(SAL)では、急な円高が進んだ2011年7月20日から8月2日の間の落札金額が前年同期比で72%増になったという。
7月20日以降、為替レートが78 円台に入ったのをきっかけに、「セカイモン」サイトへのPV(ページビュー)数が急上昇。7月29日の終値が1 ドル=76.73 円になったことも影響し、7月30日の1日のPV数は前年と比べ、約70%増となった。
商品カテゴリでは「家電製品」、「陶器・ガラス」「ジュエリー・時計」「自動車・バイクパーツ」など、円高の恩恵を受けやすい高額商品が人気だったそうだ。そのほかのカテゴリでも、円高の影響からか、通常より高い価格帯での積極的な入札が多く見受けられた。
セカイモンは、2007 年にSALと米国イーベイが共同で開始した、イーベイの日本向けサイトである。世界中から出品された2億点を超える数の商品を検索・落札することができる。従来、日本から海外のショッピングサイトで直接購入する際に障壁となっていた、言語の問題、また決済・送料・返品などの手続きの複雑さを解消するため、日本語での購入代行サービスを提供している。ユーザーは日本国内のインターネットオークションと同様に、日本にいながら日本語・日本円で海外オークションを楽しむことができる。