2026年2月3日8:00
百貨店が、自社が手がけるクレジットカードのサービス強化に取り組んでいる。アプリによる即時発行や高還元率提供、家族カードの完全無料化、VIPサロン開設などに次々と着手。初年度だけでなく、年会費が永年無料となるカードも登場した。各社とも中期経営計画を打ち出しており、カード事業を通じた顧客基盤拡大や事業成長を見込む。
記事のポイント! ①「大丸松坂屋カード」は即時発行でカードデザイン刷新 ②与信枠の拡大および適正化を図る ③新たな「東武カード」発行、スマホアプリ配信 ④「ゴールド」と「VIP」に手厚いサービス実施 ⑤エムアイカードは年会費無料の新カード ⑥アプリ経由の入会で成果 ⑦百貨店業界は大きな転換期 ⑧クレジットカード戦略はさらに活性化へ
「大丸松坂屋カード」は即時発行や家族カードの年会費無料化を導入
JFRカードが発行する「大丸松坂屋カード」は2025年9月に刷新、最短5分で審査手続きが終了し即時発行・利用できる新サービスを始めた。スマートフォンの「大丸・松坂屋アプリ」から申し込むもので、入会手続きの負担軽減につながる。
「大丸松坂屋カード」は21年に大幅リニューアルを実施したが、JFRカードが発行する他カードとのデザイン統一を図るため、新サービス開始時にはカードデザインをさらに刷新。カード番号や有効期限を裏面に移動させることで、セキュリティー性を高めた。25年2月に「PARCOカード」、3月に「博多大丸カード」を新規発行したことでグループ内の発行カード集約化が完了。これを機に、「大丸松坂屋カード」を含む3券種の一般カードに付帯する家族カードの年会費無料化に踏み切った。
カード集約化の完了は中期経営計画(24-26年度)に沿ったもので、25年度上期(3-8月)における新カード発行数は約6万枚となり、カード取扱高は集約前と比べ6.5%増となった。同時点において、約448万人のグループID客数を獲得している。カード取扱高と顧客基盤の拡大に向けグループ各社と連携した施策を進め、与信枠の拡大および適正化を図っていくという。

ポイントのダブル付与や高還元率で誘致する「東武カード」
東武鉄道と東武マーケティングは、「東武カード」が発行40周年を迎えるにあたり、新たな「東武カード」を2025年5月に発行した。利用明細やカード情報の確認、各種続きなどの設定が行えるスマートフォンアプリ「東武カードアプリ」の配信も開始。東武グループの共通ポイント「TOBU POINT」の還元率アップやスマートフォン破損の補償保険導入など、生活に根付いたサービス強化を目指した。

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