フューチャーアーキテクト、AIとInfiniBANKで切り拓く地域金融のインパクトは?

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2026年10月8日8:10(JST)

【日本】フューチャーアーキテクトは、2026年9月17日に東京国際フォーラムで、金融機関などを対象とした特別セミナー「“AI”דInfiniBANK”で切り拓く金融と地域経済」を開催した。当日は、フューチャー 代表取締役会長 金丸恭文氏の挨拶のあと、前金融庁長官 井藤英樹氏による基調講演「激変する環境と銀行業の明日」と題した基調講演を行った。また、特別セミナー「“AI”דInfiniBANK”で切り拓く金融と地域経済」と題し、フューチャーアーキテクト 取締役 小松高子氏などが講演した。

フューチャー 代表取締役会長 金丸恭文氏
前金融庁長官 井藤英樹氏

「InfiniBANK」はフルスクラッチで構築 グループ最重要事業として推進

同社は、地域金融機関向けの次世代クラウド型勘定系バンキングシステムである「InfiniBANK」を提供している。「InfiniBANK」は、フューチャーアーキテクトが全国30行以上の地域金融機関を支援してきた実績をもとに開発したクラウド型基幹系業務システムだ。また、SBIグループが推進する「第4のメガバンク構想」の基盤として採用されており、SBI地方創生バンキングシステムへ提供している。

同社の単独スキームでは、経営戦略を低コストでスピーディに実現したい銀行に向けて提供している。

現在の銀行システムは、複雑化・重厚長大のシステムとなっているという。そんな中、「InfiniBANK」は銀行システム構築時にデータ活用・AI活用を考慮し、フルスクラッチで構築している。

同事業はフューチャーの次世代バンキング事業部が担当しているが、フューチャーグループとして、同プロジェクトを最重要事業として推進しているそうだ。

「InfiniBANK」は、すでにAWSで稼働実績があるが、AWS製品依存はなく、他のパブリッククラウド、オンプレミスでも動く。クラウド基盤により、迅速性と柔軟性の向上、基盤コストの最適化、高い信頼性と安全性を実現しているとした。

機能としては、業務プロセスを整理し、最新テクノロジーの活用とともに勘定系機能をシンプルにしたアーキテクチャを採用している。すべてのバンキングサービスをAPIで提供できるため、制度変更や新しいサービスの拡充に柔軟かつスピーディに対応可能だ。

オーケストレーターと呼称するアプリケーション機能が各サービスを組み合わせ、APIとして外部提供する。外出ししたビジネスルールと組み合わせることで、新規サービス追加時の柔軟性、影響範囲の限定による改修スピードアップを実現することができる。

ビジネスルールは、条件とアクションの組み合わせで構成される。BRMSはプログラムの業務ロジックを外出しするものだ。これにより、業務プロセスへの変更に柔軟に対応可能な構造となる。また、最初からリアルタイム・豊富なデータを保有できる。さらに、他サービスや各種AIとの連携がしやすいそうだ。

フューチャーアーキテクト 取締役 小松高子氏

データ移行は、現行システムからそのまま抽出してもらい、返還などの処理は「InfiniBANK」で行う。移行設計書をAI活用で効率的に作成し、移行プログラムから自動生成するという。口座番号、顧客番号などのID管理や、成約、利息などの各種計算式、勘定科目、延滞基準などの現行踏襲すべきルールは、BRMSを活用して現行のまま移行できる。これにより、現行システム側の負荷は最小限にでき、自動化を駆使して安全なシステム移行を行うそうだ。

また、システム移行に加え、業務や組織体制を含めた移行を遂行する。移行リハーサル、営業研修・営業店試験を銀行と一体で推進する。また、銀行の各種計数、顧客サービス、外部システムとインターフェースなどは、現新検証・並行移動で品質を保証する。

AI駆動型の開発で柔軟に 安全なシステム移行も強みに

品質確保の取り組みとして、銀行とは各工程で品質を確保する。また、フューチャーでは、早い段階でリスクを顕在化するとともに、その可能性を極小化し、リスク検知可能な牽制体制とバックアップ体制を整えている。

フェーズレビューでは、各工程完了時に各部門に判定をもらいながら推進。また、第三者の視点を入れた判定を行うことで、品質課題を残したまま次の工程へ進んでしまうリスクを構造的に遮断する。各機能を疎結合に構成する設計コンセプトにより、ウォーターフォールで推進。ただし、設計から単体テストまではイテレーション方式で推進し、手戻りを防止するなどの対策を行っている。

また、リスク発生を縮小化する手当として、管理されたデータをもとにAI駆動開発を実施。ソースコードやテストケースについて可能な限り自動化を推進し、多数のエンジニアが参画するシステムの構築において、品質ベースラインの平準化を実現している。

AI・ブロックチェーン活用を強化へ トークン化預金で地域創生、活性化にも貢献?

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