2011年10月24日9:17
パピレスは、2011年10月21日から、電子書籍配信サイト「電子書店パピレス」のスマートフォン&タブレット対応を開始したと発表した。
1995年にサービスを開始した電子書店パピレスは、小説・ビジネス書・実用書などの文字コンテンツや漫画・写真集などの画像コンテンツ、音声・動画コンテンツなどの作品を取り扱っている。パピレスのスマートフォン・タブレット対応電子書籍配信としては、すでにコミックを中心とした電子書籍レンタルサイト「電子貸本Renta!」において実施している。
スマートフォン・タブレット対応の電子書店パピレスでは、EPUB形式コンテンツを用いたクラウド配信モデルを採用し、iPhone・iPad・Androidスマートフォンおよびタブレットなどからの電子書籍閲覧が可能になった。サイト閲覧からコンテンツ利用まですべてWEBブラウザ上で実施。また、端末ごとに閲覧用のアプリをインストールしたりファイルを手作業で移動したりする手間もなくなるという。さらに、閲覧コンテンツのデータはWEBブラウザにキャッシュを保存するため、通信状態が不安定な環境でも電子書籍利用が可能だ。
課金方式は、書籍1冊ごとの従量課金制で、決済手段はクレジットカード決済のほか、各プロバイダ決済・WebMoneyなどに対応している。
スマートフォン・タブレット向けの初回配信コンテンツは、ビジネス書・実用書を中心に約3,000冊となっている。今後は、各出版社の協力のもと、現在PCおよび従来の携帯電話向けに提供中のコンテンツを順次EPUB化し、年内1万冊の掲載を目指すという。 また、上記とは別にパブリックドメインの名作作品約500冊もあわせて掲載しており、こちらは無料で閲覧が可能となっている。