2011年11月29日20:05
米国・ベライゾンは、2012年に企業と従業員に影響を与えると予測するビジネステクノロジートレンドのトップ10を発表した。
その結果、「高知能なネットワークの効果」「エンタープライズクラウド」「大量なデータが多くの考察を生み出す」「ソーシャル・エンタープライズ」「ビデオ通信が新たなトレンドに」「パーソナライズされたサービス」「企業における個人ポータブルデバイスの利用」「M2M2P (マシンからマシン、そして人へ)」「情報セキュリティのコンプライアンス遵守」「省エネビジネス」がトップ10となった。
ベライゾンでは、2012年は今まで以上に人や機器、それをとりまく環境のグローバルでのつながりが、グローバルにおけるビジネス基盤を形作り、業務の将来像を導いていくと予想する。同社では、次年度に備えて、今年1年の業務テクノロジーの傾向を振り返り、企業向けテクノロジーが、ビジネスリーダーに業務環境を刷新させ、より効果的なカスタマーサービスモデルへと強化し、広く社会の利益となる機会を創出することに貢献すると予測している。
ベライゾンの企業戦略ならびにマーケティング担当副社長であるMike Palmer氏は、「企業や政府にとって、かつて、これほどまでに未来が明るく見えたことはありません。テクノロジーを活用することで、成長を促し、産業界の課題の解決を助け、人々の生活やグローバル社会を生み出すことができます。2012年、テクノロジーは、医療、スマート・エネルギー・マネジメントの分野で活用されることが予想されます。そのほか、職場、家庭などさまざま場所において、ボーダレスなライフスタイルが受け入れられるようになるため、非常に重要な1年となるでしょう」とコメントしている。
なお、「情報セキュリティのコンプライアンス遵守」では、企業がPCI DSS基準に遵守していれば、データ侵害の被害は抑えられるとしている。2012年は、困難な経済状況に加え、政府によるさまざまな規制が厳しくなる中、ビジネスチャンスを最大限に利用し、質の高いビジネスを実践するためには、こうしたコンプライアンスの遵守が必須条件になると予想する。その上で今後は、企業も政府もセキュリティ基準に遵守しているパートナーを選択し、ビジネスを推進する傾向が高まるとしている。