2011年12月1日8:00
POSA技術によるプリペイドカードの販売を開始
ゴンドラ(陳列棚)に大きな什器を設置して展開
東京、神奈川、千葉、埼玉でコンビニエンスストアを展開するスリーエフは、アイ・ティー・シーネットワーク、インコム・ジャパンとの協業のもと、レジでの支払いが確定した時点で対象のカードが有効化されるPOSA(InComm’s Fast Card Point of Sales Activiation)技術を採用し、システムの開発を完了したと発表した。同社では、2011年11月25日から、スリーエフ店舗で「iTunes Card」、「ニンテンドープリペイドカード」、「プレイステーション ネットワーク カード」の陳列販売を開始した。
スリーエフ
購入者は従来の品揃えと競合せず
「純増」となる魅力のあるカテゴリー
「店舗における物販とは全く違った購入層として注目したことと、現在の当社における品揃えとは競合する部分が無く、購入していただけるお客様は『純増』となる魅力のあるカテゴリーと考え導入に至りました」(スリーエフ)
販売券種は、iTunes Cardが1,500円、3,000円、5,000円、App Store Cardが1,500円、3,000円となる。ニンテンドープリペイドカードは、ニンテンドーDSiショップ,Wiiショッピングチャンネルで利用できるレギュラーカードが3,000円、5,000円、デザインカードが1,000円となっている。また、プレイステーション ネットワーク カードが、3,000円、5,000円、1万円となる。
将来的には交通カードと
同等のレベルまでの伸長に期待
スリーエフでは、インターネットの環境が整備され、音楽やゲーム、ビデオなどのさまざまなデジタルコンテンツをダウンロードして購入することが一般化しつつある現在、従来のクレジットカードなどの決済よりも安全で手軽なPOSA技術を活用したプリペイドカードを販売することで、時代に即した便利を提供していきたいとしている。
ギフト・プリペイドカード販売の可能性については、「現在はまだ始まったばかりであり、全く想像ができない」としながらも「将来的には交通系カードと同等レベルまでは伸長すると考えています」としている。
スリーエフ店舗では、ゴンドラ(陳列棚)に大きな什器を設置して展開することで、既存の顧客に告知し、新規の顧客にはTポイントとTカードの総合サイトである「Tサイト」を活用して告知を行っていく方針だ。また、POSAを利用する客層に合致するMD(マーチャンダイジング)を検討していきたいとしている。
同社では今後、インターネットショッピングやゲームなどのプリペイドカードも追加するという。
※iPhone、iPad、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。