2011年12月14日10:00
NECは、2011年12月13日、電気自動車用充電器を設置する事業者向けに、事業者の運用を支援するクラウド対応型急速充電器、およびクラウド型充電サービスの販売を開始したと発表した。
従来の充電器は、事業者が遠隔で利用状況を監視したり、運用保守を行う機能が実装されていないため、事業者が常駐する敷地内に充電器を設置して運用するケースがほとんどだった。そのため、充電器の設置場所が限定され、充電器の普及の妨げとなっていたという。
NECでは、グループ会社である高砂製作所製の充電器をベースにクラウド対応機能を追加し、充電サービスの対応機能も実装した充電器を発売する。NECでは、充電器を設置して運用する事業者に対し、「遠隔制御(エネルギーマネジメント)」「遠隔監視」「FeliCaカードを利用した会員認証」「利用状況管理」「位置情報・利用状況の配信」「充電完了通知」「運用・保守」といった充電器の運用支援および充電器の利用促進を支援するサービスを提供する。また、今後は電子マネーによる課金サービスなども提供していく予定であるという。