2012年9月11日17:00
日本電気(NEC)は、資生堂の、美と健康に関する企業と専門家によるコラボレーションサイト「Beauty & Co.(ビューティー・アンド・コー)」のシステム基盤を構築したと発表した。
資生堂は現在、顧客接点の拡大や、既存店舗網の活性化に向けて、Webを活用した新たなビジネスモデルの構築を進めている。その一環で、美と健康に関する統合的なプラットフォームサイトとして「Beauty & Co.」を立ち上げ、約30社の参加企業による情報提供、美容ジャーナリストや編集者など専門家からの情報発信、会員向けの独自ポイント制度の導入などにより新たな需要を創造することを目指している。
NECは、資生堂のビジネスモデルに合わせて、「NeoSarf/EC(ネオサーフ/イーシー)」を活用し、同サイトのシステム基盤を構築した。「NeoSarf/EC」は、企業が一般消費者向けにECシステムを構築する際に必要な基本機能をクラウドサービスで提供するECソリューションである。
資生堂は「NeoSarf/EC」の機能のうち、商品情報表示・商品検索などの“フロント機能”、商品管理・顧客機能などの“バックオフィス機能”、ログ管理・アクセス権限管理などの“共通機能”を利用し、大規模なWebサイトを運営していく。
NECは、「NeoSarf/EC」基盤上にアフィリエイト管理機能や資生堂独自のポイント管理機能などを構築し、また、CMS(Content Management System)やメール配信サービスなどさまざまな外部Webソリューションを連携させることにより、「Beauty & Co.」の立ち上げに貢献したという。
今後、参加企業の増加に伴い「Beauty & Co.」を拡張していく場合も、「NeoSarf/EC」を基盤として、さまざまな機能やサービスを追加・連携させ、柔軟に対応していくことが可能となっている。