2012年5月17日14:58
地域信販クレジット会社のほくせんは、日本電気(NEC)の信販クレジット基幹系SaaS型クラウドサービス(マルチファンクション・クレジット・サービス:MCS)を採用することを決定したと発表した。
MCSは、クレジットカードにかかわるさまざまな業務(申込~審査~貸付~顧客取引~債権管理等)を標準化し、SaaS型クラウドサービスとして提供するものである。
今回、NECは、ほくせんへのサービス提供を行うにあたり、札幌ネクシスの持つ信販クレジット業に関するノウハウを活かしてMCS保有の機能を信販クレジット専業種向けに強化・拡充することで合意したという。
札幌ネクシスは、ほくせんの現行システムを運営する企業であり、同社のクレジットシステム「Crevo(クレボ)」は、信販専業種にとって必要な割販・貸金等の法対応や、売掛管理の一本化など、信販専業種の業務を軽減する機能を特長としている。NECは札幌ネクシスのCrevoをMCSに取り込むことでサービスをさらに強化し、信販専業種のコストの削減や業務効率化、さらには事業拡大に貢献していきたいとしている。
NECは、札幌ネクシスとの販売連携により、今後3年間で30社へのサービス提供を目指す。