2012年7月10日20:57
NECは、「LifeTouch」をはじめとするタブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスを活用した低価格POSシステムをクラウド型で提供するクラウドPOSサービスを2012年9月から提供開始すると発表した。
同サービスは、タブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスに、NECが提供する店舗管理(精算・売上管理・分析)、決済(電子マネー等)、CRM(会員管理、ポイント、クーポン)などのさまざまなアプリケーションをクラウドからダウンロードして利用するものであり、最短で契約当日からの利用が可能となる。
従来、小規模店舗においては、費用、導入期間、追加機能の導入・カスタマイズ性などが専用POSシステムを導入する際の大きな課題となっていた。NECでは、長年培ったPOSシステムのノウハウや電子マネー決済技術をスマートデバイス向けのアプリケーションに移植することで、専用POSシステムと同等の店舗管理や決済の機能をスマートデバイスで利用可能とした。
また、同サービスはNECのデータセンタで売上実績や会員情報などを管理し、蓄積されたデータを活用した分析も行える。さらに、クーポンやポイントなど店舗の売上増に貢献するCRM機能も提供するという。
NECは、同サービスについて、国内では外食業・サービス業などを中心とした小規模店舗向けに展開する予定だ。また、海外では新興国市場を中心に現地の有力IT企業やサービス事業者などと連携して展開することで、2014年度末までに国内外で計10万店舗へのサービス提供を目指す。