2012年1月18日12:26
ジャパンシステムは、2012年1月18日から、Android、iPad/iPhoneのスマートデバイス向けクラウド版インテリジェントシングルサインオン(iSSO)製品「ARCACLAVIS Ways SSO(アルカクラヴィス ウェイズ エスエスオー)V2.0」の販売を開始すると発表した。
スマートデバイスのビジネスシーンにおける利用が急速に普及しつつある一方で、各企業では、社外でのパスワード入力による情報漏えいの危険性から、クラウドアプリケーションや業務アプリケーションの活用に至っていないケースが見受けられる。ジャパンシステムでは、このような背景から、企業の競争力向上、迅速な意思決定、情報共有の活性化に効果的なスマートデバイスにおけるさまざまなアプリケーションを安全に利用できるソリューションとして、ARCACLAVIS Ways SSO V2.0をAndroid、iPad/iPhone向けに開発した。
ジャパンシステムが提唱するiSSOは、これまでのSSOと異なり、スマートデバイスとPCで同一のアカウント情報を利用し、SSOができるという。また、煩雑なパスワード変更は各アプリケーションのポリシーに合わせ自動で生成・変更するため、「パスワードを知らない運用」が可能だ。同時に、パスワード変更履歴も一元化でき、パスワード変更の遵守を促進する。
これにより、パスワード漏えいのリスクは低減され、情報資産の安全な利活用が可能となる。なお、NFCのICカードリーダライタを搭載したAndroid端末では、非接触ICカードのFeliCaを使用したiSSOができ、より高度なセキュリティ強化のニーズにも対応する。
ARCACLAVIS Ways SSO V2.0は、オンプレミス版でも提供が可能である。金融・製薬系企業などの営業支援システム、医療現場での医薬情報へのシングルサインオン、キーボード・マウスが使えない環境での保守業務、Web会員へのセキュアなログインシステム構築にも活用できる。