2012年5月25日9:00
Googleウォレットが提携したブランドはMasterCardだった。そのGoogleウォレットと熾烈な競争を繰広げているのがISISである。
ISISは米大手キャリア3社のジョイントベンチャー。この下期にはユタ州ソルトレークシティと、テキサス州オースチンでNFC非接触決済の実証実験をする予定になっている。
このISISプロジェクトにAmexが乗ることになった。ISISが提供するのはプラットフォーム。その上で、カードブランドは自由にサービスを提供できる。
Amexの米カード会員とスモールビジネス会員、そして独自のプリペイドをベースにしたモバイル会員サーブ(Serve)は、ISISのNFC非接触決済が利用できるようになる。
Amexは昨年ISISのモバイルコマースプラットフォームに参加を表明していた。実証実験に積極的にかかわることによって、Amex会員のNFC非接触決済体験をいちはやく実現しようという狙いだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。