2012年6月20日19:49
ソフトバンクモバイルとソフトバンクBBは、2012年6月27日から、全国のソフトバンクショップにおいて「iTunes Card」の販売を開始すると発表した。今回の取り組みは、インコム・ジャパンのPOSA(Point of Sales Activation)技術を活用して実現するもので、POSA版iTunes Cardの販売は携帯電話ショップで初めてとなる。
POSA技術とは、POSレジで支払いが確定した時点で、対象のカードを有効化(Activation)する技術である。POSA版iTunes Cardは在庫のリスクがないため、iTunes Cardの全ラインアップ(1,500円、3,000円、5,000円、1万円)を全国のソフトバンクショップで販売できるようになり、今後はクレジットカードを持っていないユーザーでも、店舗でiPhoneやiPadを購入してすぐに音楽やゲーム、アプリケーションを楽しめるようになる。
また、ソフトバンクショップでは、iPhoneやiPadケース、ヘッドホンなどのアクセサリー、デジタルテレビチューナーなどの多彩な周辺機器を取りそろえており、iTunes Cardの取り扱いによって、iPhone、iPadに関連する商品をワンストップで提供できるようになると期待している。
なお、POSA版iTunes Cardの販売にあたっては、ソフトバンクBBが商品の流通・ディスプレー、インコム・ジャパンがPOSA技術の提供を行う。
インコムは、ギフトカードおよびプリペイドカードに関連した技術提供を行っており、業界最大手の企業である。すでに、北米を中心に25万カ所の流通・販売網を構築しており、2011年度においては約1.2兆円のプリペイドカード、ギフトカードを販売している。インコムの最新POSA技術は、製品の販売や消費者への利便性に大きな変革をもたらしたという。小売業者のプリペイドカード/商品販売の発展に貢献し、製品の梱包や流通においても多大な合理化を実現した。また、有効化や減算処理に関連する数多くの特許を保有している。
※iPhone、iPad、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。