2012年9月3日19:40
ジェーシービー(JCB)は、JCB加盟店へのサービス拡充のため、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)が提供する「シンクライアント型電子マネー決済システム」の加盟店への導入を、今年度中に開始すると発表した。JCBでは、2012年8月24日にTMNが実施した第三者割当増資の引き受けを行い、同社と資本業務提携に関する契約を締結した。
今回、JCBが加盟店への導入を開始する「シンクライアント型電子マネー決済システム」は、決済端末に実装していた各種電子マネーの決済アプリケーションをTMNのセンターへ集約することによって、加盟店の電子マネー取り扱いを手軽に、かつ低価格で実現するものである。
JCBは、国内のすべてのJCB加盟店との間で直接の契約を有しており、その強みを活かし、これまでも他の大手国際カードブランドや、ポストペイ型電子マネー「QUICPay」など、複数の決済プロダクトを加盟店に提供している。
今回のTMNとの資本業務提携により、こうした「マルチアクワイアリング」の推進を加速するとともに、NFCをはじめとする決済の新たな潮流への対応を強化し、顧客サービス拡充に努める方針だ。