2026年7月11日7:00
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANと、SBIホールディングスおよびXDC Networkを展開するTradeFinex Tech Ltd.との合弁会社であるSBI XDC Network APAC株式会社(以下、SBI XDC)は、法人デジタル証明書を活用し、ファクタリング取引をオンライン上で自動化する実証を2026年6月23日~7月6日に実施した。

同実証では、TOPPANが提供する法人デジタル証明書vLEIと、SBI XDCが提供する貿易DXアプリケーションをシステム接続した。これを用いて、SBIグループで中古自動車および中古車部品の輸出事業を展開するSSトレーディングの過去取引データを対象に、法人確認の自動化と債権情報の真正性を検証した。その結果、vLEIの活用によりファクタリング取引のプロセス全体をオンライン化できることを確認した。
両社は今後、同実証の結果を踏まえ、中古車部品輸出をはじめとしたさまざまな国際貿易において、なりすましや不正取引リスクの低減につなげる。
TOPPANは、法人デジタル証明書であるvLEIの発行・検証基盤を構築し、2025年9月に国内企業としてはじめて適格発行機関(QVI:Qualified vLEI Issuer)としての認定を受けている。一方、SBI XDCは、独自のブロックチェーン技術を用いた貿易金融の効率化の一環として、SSトレーディングの取引を対象とした中古車部品輸出におけるファクタリングや、回収時のトークン決済を行うなど、貿易DXを推進している。
同実証は、これら両社の強みを組み合わせ、vLEIと貿易DXアプリケーションをシステム接続させることで、ファクタリング申込から審査手続きまでをオンライン化することを目的として実施された。
その結果、従来は信用調査が難しかった海外バイヤーなどの相手先に対して、vLEIを活用することで、法人および従業員の実在性確認を自動化できることを確認した。また、記録されたvLEIを検証することで、その債権記録が間違いなく本物であることを、暗号技術によって改ざん不可能な形で証明できることを確認した。
TOPPANとSBI XDCは、同実証で確認された技術的成果をもとに、vLEIを使用したファクタリング取引の実運用を目指す。また、中古車部品輸出をはじめとしたさまざまな国際貿易において、サプライチェーン全体のDXと、国境やシステムの壁を越えた、より信頼性の高い取引の実現に貢献していくそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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