2012年9月13日9:00
携帯電話キャリアの通信料金に上乗せして利用できるキャリア課金の実態調査が発表された。世界80カ国で利用された実際のモバイル決済データ400万件を対象にしたものだ。
調査を実施したのはモバイルキャリア課金のモペイ(mopay)で、過去3年間分の実データを分析した。
キャリア課金のトランザクション件数はこの3年で4倍になっている。
その結果、携帯電話課金を利用した人の半数以上がリピート客ということがわかった。一度キャリア課金の利便性を体験すると、他の決済手段を選ばずキャリア課金を選ぶ確率が高い。
リピート客の55%は、5件以上多くの商品を購入していることもわかった。その多くはオンラインゲームとソーシャルゲームの利用だ。
1件あたりの課金はオンラインゲームが4.5ドル、ソーシャルゲームは5ドルだ。これら小額決済にはキャリア課金が手頃といえよう。携帯電話番号だけで簡単に決済できるキャリア課金は頻度利用者にとって利便性が高い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。