2012年9月21日9:00
Googleウォレットが本格的にデビューして約1年。この8月にはコンセプトを変えてニューバージョンを発表した。
ニューバージョンのターゲットは個人ではなく、カード会社。Visa、MasterCard、Amex、Discoverのブランドであれば、クレジットカードでもデビットカードでも、ウォレットに組入れられるようにした。
デビュー当時から発行していたGoogle独自のプリペイドカードは、これにともなって廃止となる。当初はGoogleが独自のカード発行をめざしていたのだが、直接消費者を獲得するのはむずかしかった。
Googleプリペイドカードは2012年10月17日をもって終了。ウォレットアプリからも消え、残高があっても利用できない。ただし、返金には応じる。
プリペイドカード廃止の発表は9月11日。それから1カ月後に利用停止とは。さすがスピードを優先するGoogleらしい。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。