2012年10月11日9:00
米国の金融決済サービスを提供するFISは、業界で初となる国際リアルタイム決済ネットワークの提供を開始した。それがペイネット(PayNet)である。
デビットカードやプリペイドカード決済の拡大と、モバイル決済の普及によって、決済のリアルタイムオーソリが求められている。
FISはこのニーズに応えるため、まずはEコマース、個人間送金、請求書払い、そしてモバイル決済などを簡単にするネットワークを構築した。リアルのカード決済はスコープ外だ。
デビットやプリペイドの口座にリアルタイムに残高を照会し、即時にオーソリを返す。とともに、当事者間の清算、インターチェンジ処理、多通貨交換、イレギュラー処理もリアルタイムでできるようにした。
世界の金融決済サービスはリアルタイム性を求めている。FISはこのトレンドを好機として捉え、いちはやくサービスを開始した。2012年に入り、モバイルウォレットやプリペイドトラベルカードをスタートしたが、革新的ソリューションの第3弾としてペイネットをデビューさせた。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。