2012年11月13日9:00
スーパーでは、レジの効率化をはかるという目的で、セルフチェックアウトの導入検討を進めてきたが、導入費用が高く、生産性もあまり上がらないという理由で、アクセルを踏むまでにはいたっていないのが現状である。
しかし、端末やネットワークの進展により、レジの効率化よりも、レジ待ちをなくし、顧客の体験価値を上げようという意識が流通業に高まってきた。
そんななか、世界最大の小売流通ウォルマートは、2013年中に米国1,200カ所強の店舗に1万台のセルフレジを導入すると発表した。
セルフレジを提供するのはNCRだ。現在すでにウォルマートでNCRのセルフチェックアウトを導入済みで、毎週数百万アイテムの購入がおこなわれている。この実績をもとに、今回の拡大となった。
その背景には、消費者のショッピングスタイルが大きく変わっていることが上げられる。このニーズに対応するセルフチェックアウトを使えば、これまで以上に、速く、簡単に、便利に利用できるようになる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。