2012年11月23日9:00
カード決済のIC化は、不正を防止し、セキュリティの高い決済を推進するために不可欠なものとなっている。欧州はいちはやく対応。米国は遅れていたが、ここにきてピッチを上げている。
ディスカバーカードは国際展開をにらみ、EMV(ICカード決済標準)導入のマイルストーンを発表した。ディスカバーカードだけでなく、傘下のダイナースクラブ、デビットカードネットワークのパルス、ディスカバーネットワークも対象にする。
米国やカナダ、メキシコのディスカバーネットワークと米国内のパルスは2015年10月1日を目処にPOS端末を改修。2017年10月1日までにガソリンスタンドの自動給油機を改修する。
ダイナースクラブは2012年12月31日からIC化にシフトしているが、2015年の10月1日までにすべてのネットワークをIC化対応する。
ディスカバーカードは、海外旅行をよくする会員から順次ICカードへ切換える予定だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。