2013年3月10日9:00
大手小売流通でのカード利用は年々増えている。特に欧米では。ニュージーランドの大手スーパーは、いままでいろいろなクレジットカードを受付けてきたが、このたび自社クレジットカードを発行することになった。
ウールワースの子会社カウントダウン(Countdown)でのサービス。年間8,000万件強のカード支払いを受付けていたが、すべて他社が発行したカードだった。
これだけの取扱件数があれば、自社化を考えるのは当然のなりゆき。利用者のデータを蓄積すれば、いままでにないサービスも提供できる。
ということで、GEキャピタルと提携。3月4日からワンカード(Onevard)という名称で売出すことになった。
カウントダウンでの利用にはポイントが2倍つく。というしくみは世界共通。このカードにビザが推進する非接触決済ペイウェイブ(payWave)を搭載するというのが新しいところ。
非接触決済でスーパーのレジでのスピードがあがれば、顧客満足度もあがる。レジの効率化もはかれる。これが自社カード発行の大きな動機になっているといえよう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。