2013年4月16日8:00
TIプランニング ペイメントナビ編集部は、2013年4月15日に「ポイント・マイレージサービス最前線」セミナーを開催した。今回は、共通ポイント「Ponta」運営のロイヤリティ マーケティング、ポイントのリアル展開を試験的に開始する楽天、「JALマイレージバンク」を運営する日本航空(JAL)が講演を行った。
まず、ロイヤリティ マーケティング アライアンス営業本部 営業企画室 室長 佐藤 静男氏が「共通ポイントサービス『Ponta』~ アライアンス企業を結ぶマーケティング支援 ~」について講演した。2010年3月にスタートしたPontaは、会員数5,304万人(2013年3月末)、提携社数67社83ブランド、提携店舗数2万1,600店舗までに成長している。佐藤氏は、Pontaネットワークがつくり出すアライアンス企業間の連携した販促活動、大規模なデータベースを活用した企業のマーケティング支援などについて紹介した。
続いて、楽天 ポイントパートナー事業 事業長 鵜飼 伸光氏が、リアル店舗で試験的に発行を開始する「Rポイントカード」について説明した。同氏は、楽天経済圏や共通ポイントのニーズ、Rポイントカードの基本的な仕組みなどについて解説した。
最後に登壇した日本航空 マイレージ事業部長 五百旗頭(いほきべ)義高氏は、「JALマイレージバンクと戦略」について紹介した。JALマイレージバンクは、飛行機の搭乗や宿泊、飲食、ショッピングなどで貯めたマイルを特典と交換できるマイレージプログラムである。同氏は、JAL再生の道のりやJMBの歴史とJALにおける重要性、JMB・JALカードの優位性、JMBのマーケティング手法、提携戦略や新規サービスなどについて説明した。
同セミナーには、ポイント・マイレージ関連企業など、数多くの参加者が聴講したが、各講演に真剣な表情で耳を傾けていた。 また、講演後には質問が寄せられていた。
なお、ペイメントナビ編集部では、「永久不滅.comの成長戦略」および「永久不滅ポイントを活用したマーケティング展開」についてクレディセゾンの担当者が解説するセミナーを5月15日に開催する予定だ。