2013年5月13日12:58
Yahoo! JAPANを運営するヤフー(Yahoo! JAPAN)と、共通ポイントサービス「Tポイント」を運営するTポイント・ジャパン(TPJ)は、2012年6月にYahoo! JAPANとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が締結した戦略的資本・業務提携に基づき、Yahoo! JAPANのテクノロジーを活用し、中小規模店舗向けにTポイントサービス導入の提携営業を行う「Tポイント代理店契約」を新たに締結し、両社でリアル店舗における「Tポイント」の普及・拡大を目指すと発表した。
中小規模店舗が独自でポイントシステムを導入するには、システム構築や開発のみならず、専用機器の初期導入費用やランニングコスト、刷新費用等の問題、さらに顧客基盤の規模等が障壁になっていた。そこでCCCはこれまで、Tポイント専用端末「T-UNIT 1」および「T-UNIT 2」を通じて、中小規模店舗がTポイントサービスを導入できる環境を構築してきた。
そして今回、Yahoo! JAPANでは、4,504万人(ユニーク・アクティブ数)の顧客基盤を有するTポイントサービスの強みに加え、同社で開発した専用のカードリーダとタブレット端末をセットにしたYahoo! JAPAN版T-UNIT「T-UNIT 3」を提供し、イヤホンジャック型のカードリーダをタブレット端末に差し込むだけで、Tポイントサービスを導入できるようにした。同端末にはHuawei社製の7インチタブレットを使用。ポータブルで持ち運びも簡単にでき、無線接続のため設置作業が一切不要となっている。タブレット端末には、Yahoo! JAPANが開発したアプリケーションがプリインストールされており、画面をタッチするだけで、直観的に迷うことなくポイントの付与と還元が行える。また、イヤホンジャック型カードリーダは、JIS1/JIS2に対応。さらに、CRM機能を搭載しているため、顧客の来店回数に応じて特典を付与できる販促施策の展開が可能だ。加えて、7インチタブレット端末はデジタルサイネージとしても活用できる。
T-UNIT 3は、中小規模店舗向けに5月13日より募集告知を行い、6月7日より導入を開始する。
Yahoo! JAPANとTPJは、今後、すべてのTポイント提携店舗に対し、よりターゲティングされたYahoo! JAPANの広告プランや、ジオサービス「Yahoo!ロコ」「Yahoo!地図」などともオンライン上で連動できるなど、O2Oを活性化させる施策を多数提供していく予定だ。