2013年6月24日19:00
クレディセゾンとカンムは、2013年6月24日から、カード決済連動型サービス「セゾンCard Linked Offer 」(セゾンCLO)を開始すると発表した。
CLOは、2008年にアメリカではじまり、現在は40万以上の加盟店が参加している「Card Linked Offer」と呼ばれるカード決済インフラを活用した送客手法で、今回両社が日本で初めて導入するという。880万人のネット会員と有効期限の無い「永久不滅ポイント」を有するクレディセゾンの強みを活かした加盟店への送客サービスとして展開していく。
セゾンCLOでは、年齢・性別・住所・利用履歴などの会員情報に基づき、会員一人ひとりに合わせたおすすめの加盟店優待情報を、閲覧率が高いWEB明細画面に配信。会員が利用したい加盟店にエントリーの後、該当加盟店でカードを利用すると、自動的に最大40倍の「永久不滅ポイント」をインセンティブとして加算する。その後、加盟店より決済額に応じた送客手数料を徴収する、成果報酬型の会員送客サービスとなっている。
加盟店は、来店見込みの高い顧客や来店して欲しい顧客に絞った訴求を自由な期間で設定でき、ターゲット顧客に応じたきめ細やかなマーケティング施策の展開が可能となっている。また、専用端末の導入や店頭オペレーションが不要なため、初期費用や教育コストもかからず、カード決済環境があれば、ネット通販やTV・カタログ通販のほか、実店舗でも同サービスを導入することができる。
クレディセゾンとカンムは、大手百貨店や専門店などの商業施設、コンビニエンスストア、外食産業、ホテル・ゴルフ場などのレジャー関連施設など幅広いジャンルの加盟店で導入するよう推進していく。
なおサービス開始にあたり、QVC、ディノス、TOHOシネマズ、パルコ、ローソン、ロハスインターナショナルなどへの導入を予定しているそうだ。
両社は今後も、GPSやカレンダー機能を活用した来店促進のためのスマートフォンアプリの追加開発などにより、セゾンCLOのサービス推進を図っていくという。