2013年7月5日9:00
次世代バーチャル通貨として、投機筋で注目を集めているビットコインに対し、カリフォルニア金融機関局は排除命令を下した。
実際に排除命令を受けたのは、ビットコイン基金(Bitcoin Foundation)。ビットコインを実際の通貨と交換する場を運営しようとしている。
排除命令の理由は、適切なライセンスを受けずに為替を行おうとしていること。日本でいう資金移動業の登録をせずに、無許可でバーチャル通貨を実際の現金に換えようとしていた。
カリフォルニア金融コードに違反していることが判明した場合、罰金は1日あたり1,000ドルから2,500ドル。プラス刑事訴追されれば、投獄につながる可能性がある。
無許可での為替は、カリフォルニア州法に違反するだけでなく、米国連邦法にも違反する重罪だ。連邦法での有罪になれば、250,000ドルの罰金に処せられる。
ビットコインはマネーロンダリングなどに悪用され、当初からブラックマネーの呼び名が高かったが、投機筋や一部のベンチャーキャピタルがマネーゲームのためにビットコインの価格をつり上げていた。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。