2013年7月16日8:40
ジェーシービーとチャイナ エアラインは提携し、2013年7月12日から、チャイナ エアラインが提供するマイレージプログラム「ダイナスティ・ フライヤー・プログラム」のマイルが貯まるJCBブランドのクレジットカード「CAL JCBカード(カル・ジェーシービー・カード)」の会員募集を開始した。両社では同日に、羽田空港国際線のターミナルでセレモニーを行った。
チャイナ エアラインは、世界29カ国108都市に就航する台湾最大の航空会社である。日本では12都市13空港に就航し、日本・台湾間の最多フライト数を誇る。近年、日本から台湾への渡航者数は、2011年に129万人(前年比19.9%増)、2012年に143万人(前年比10.6%増)と、前年比2桁の伸びで増加している。また、北海道など、台湾から訪れる観光客も多いそうだ。
年会費は、一般カードが1,312円(税込) 、ゴールドカードが12,600円(税込) となる。ゴールドカードの年会費は、JCBが発行する他の航空会社との提携カードよりもお得な金額に設定されている。会員は、チャイナ エアライン、マンダリン航空およびスカイチーム加盟航空会社定期便に搭乗すると、クラスに応じたマイルが加算される。また、ゴールドカードは利用金額100円につき1.5マイル、一般カードは100円につき1マイルが付与される。さらに、新規入会で一般カードは1,000マイル、ゴールドカードは2,000マイルが加算される特典もある。
加えて、チャイナ エアライン公式Webサイト・日本のコールセンター・日本の発券カウンター(空港を除く)での日本発航空券購入に同カードを利用すると、ショッピングマイルに加えて購入金額の25%のボーナスマイルが加算されるそうだ。また、チャイナ エアライン便の機内免税品購入で10%引き、チャイナ エアラインの提携企業の利用でマイルを獲得できる特典もある。
ジェーシービー 首都圏営業二部長 中村浩之氏によると、「台湾に旅行に行かれる日本人が多いこと、チャイナ エアライン様としても日本で提携カードを出したいという要望があった」そうだ。
チャイナ エアラインでは、日本の複数のカード会社と交渉を行ったが、「JCBは台湾に『JCBプラザ台北』があり、また、現地でも二十数行とタイアップしてJCBカードを発行しており、台湾のJCB会員が日本に訪れた際に『JCBプラザ東京』に案内できるため、日本と台湾双方でプロモーションが行えることが、イシュアとして選ばれるポイントとなりました」と中村氏は説明する。
JCBは現在、10の航空会社と提携してカードを発行している。「航空系のカードは稼働率、稼働単価は一般カードに比べて約2倍あり、これまでの実績も評価された」そうだ。また、スカイチーム加盟航空会社としては、デルタ航空、大韓航空、エアフランスとの実績も評価されたという。
なお、今回の発行開始を記念して両社では「CAL JCBカード誕生記念!新規入会キャンペーン」を実施。対象期間中に同カードに入会すると、もれなく初年度年会費をキャッシュバックする。また、一定金額を利用した人や、チャイナ エアラインの公式Webサイトにて航空券を購入した人へ最大15,000マイルをプレゼントするほか、日本・台湾の往復航空券(ペア)を抽選でプレゼントする。