2013年9月5日13:00
東芝テックとecbeingは、東芝テックの提供するPOSシステム「ShopWorks Pro」、専門店向けトータルシステム「ShopDirector(ショップディレクター)」と、の提供するECサイト構築パッケージ「ecbeing(イーシービーイング)」を連携したオムニチャネル対応O2Oパッケージを共同で開発し、10月より販売を開始すると発表した。
今回、両社では、実店舗とネットの顧客・購買・ポイント等の統合基盤の構築に加え、顧客の利便性・店舗スタッフの接客支援にも対応したオムニチャネル対応のO2Oパッケージを共同開発した。
具体的には、実店舗とネット(ECサイト)を横断した形で、顧客、購買、ポイント、在庫、商品等の各種情報をリアルタイムに完全統合・一元管理することが可能だ。
また、ネット上では、実店舗POS端末で読み取り可能な会員属性に応じたユニーククーポン付バーコードを発行することができ、ネットで購入を完結させるだけでなく、全国に広がる店舗網への送客と効果的な販促が行えるという。
さらに、購買やネット上でのレビュー登録、アンケート回答等で獲得したポイントは実店舗・ネットで統合管理され、利用についても実店舗・ネット相互に可能だ。また、スマートフォンがPOSレジ読み取り可能の会員カード代わりとなるため、カードレス化にもつながるという。
また、実店舗で品切れの商品については、スマートフォンを使ってネットで購入したり、気に入った商品をネットで店頭在庫確認して店頭受取へ対応することなどができる。
マーケティング強化に向けた取り組みとしては、一元化された顧客DBを元にしてターゲットを絞った形で、メール・WEB・DM・クーポンを活用したダイレクトマーケティングを実施することが可能だ。
接客面では、統合DB連携した接客用タブレット端末の提供により、店舗スタッフは接客中の顧客の購買履歴等の情報を閲覧しながら接客が可能だ。また、コーディネイト機能(着せ替え機能)やレコメンド機能も提供することで、よりサービス力・接客力を強化することができるという。
データ分析については、購買情報や顧客情報の分析もちろん、実施したマーケティング活動についてもその効果を施策別に確認することができ、傾向を探るだけでなく、問題・課題の抽出とともに改善を重ねることができるという。
両社では今後、アパレル、雑貨、化粧品、食料品の小売業・メーカーを中心に同サービスの提案を行い、3年間で100社の販売を予定している。