2013年9月27日9:00
Facebookがバーチャル通貨として2011年6月にローンチしたFacebookクレジット。ゲーム開発会社に対し、自社コインからFacebookクレジットに強制的に切替えさせたという経緯がある。
開発会社はクレジット利用によって、取扱高の30%をFacebookにとられるようになった。自社決済からFacebookクレジットに切替えるにあたっては、かなり抵抗があった。
しかし、2年を経過して、Facebookはクレジットを終了することになった。Facebookの魅力は世界中にいる5億人の利用者。米国外の利用者がクレジットを使うのはとても不便だった。
為替がかわれば、クレジット購入レートがかわる。10クレジットが必要といわれたとき、米国では1ドルに相当するが、その他の国ではわかりにくく不便だった。
結果、Facebookはクレジットを廃止し、ローカル通貨でゲーム開発会社から直接アイテムを買えるようにした。ステップをなくすことでコンバージョン率も高まる。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。