2014年3月20日12:28
電子マネー「WebMoney」を発行するウェブマネーは、ダナルジャパンと協力し、2014年3月21日から、スマートフォンで店舗での支払いができるバーコード決済ソリューションを、新大久保駅周辺の36店舗から開始すると発表した。
同社はサーバー管理型電子マネー「WebMoney」により、インターネット上を中心とした電子マネー決済ソリューションを提供している。リアル店舗向けには2012年より横浜DeNAベイスターズと共同で横浜DeNAベイスターズカードを発行し、横浜スタジアム内の店舗で決済ソリューションを提供している。
また、ダナルジャパンは韓国ダナル社の日本法人であり、同社のバーコード決済の仕組みは、安全で簡単にリアル店舗でお支払いができることから、韓国国内をはじめ世界でも多くのユーザーが利用しているそうだ。
ウェブマネーは、自社のサーバー管理型電子マネーの利点やノウハウと、ダナル社のバーコード決済の技術を活用し、顧客のスマートフォンから直接電子マネーで決済できる新たなリアル店舗向けバーコード決済ソリューションを提供する。新しいソリューションは、電子マネーを顧客のスマートフォン上にバーコード化して表示するアプリ「Webar(ウェバー)」と、Webarのバーコードを読み取る店舗向けアプリ「Webar m-POS」を組み合わせた仕組みとなる。
顧客向けアプリ「Webar」の利用は、スマートフォンアプリをダウンロードし、初期登録するだけで開始できる。顧客は加盟店において、Webarのバーコードを提示するだけでチャージや決済を行うことができる。また、支払い時はワンタイムバーコードを表示させるので安心して利用可能だ。Webarでは利用可能な店舗の情報に加え、今後はキャンペーン情報やクーポンの配信などの配信を行うという。
店舗向けアプリ「Webar m-POS」は、同社と加盟店契約を行うだけで、POSレジの大幅改修や専用端末なども必要なくローコストに導入可能だ。移動式店舗やイベントの露店など、比較的小規模な店舗から、大型店舗まで幅広く利用できるという。
なお、「Webar」は、3月21日~3月30日まで開催される「新大久保ドラマ&映画際」に合わせて新大久保駅周辺店舗から提供を開始し、期間中は新大久保の地域活性化に向けたドラマ&映画祭とのコラボキャンペーンを行うとともに、Webarへのチャージ増量特典や、同社ブースでチャージ時の韓流特別グッズ特典、Webar加盟店での店舗特典など、さまざまな企画を用意しているそうだ。