2014年6月3日8:00
ネット取引の安全性確保と売上・市場の拡大をどのように両立するか(下)
会員IDとカード番号を預かる「カード番号お預かりサービス」
採用企業は2回目以降、ユーザーのカード情報の入力が不要に
大手加盟店にとっては、ペイメントカードの国際セキュリティ基準である「PCI DSS」への準拠が求められますが、自社で対応するよりも「カード情報非保持」が有効です。すでに準拠している加盟店にとっては、2014年12月以降、Version 3.0への対応が必要となります。テスト手順などの曖昧だった部分が明確化しているため、コストアップにつながります。そのため、弊社では「カード番号お預かりサービス」を提供しています。
これは、会員IDとクレジットカード番号を弊社側で保持します。お客様が初回の入力を行った際、2回目以降はユーザーのIDとクレジットカード番号を弊社がお預かりすることで、加盟店がカード情報を保持する必要はなくなります。また、ユーザーは2回目以降、クレジットカード情報を入力する必要はありません。
ただ、カード会社と直接契約している事業者様の場合、取り消しなどの業務において、クレジットカード番号がないと業務がまわらないはずです。弊社では、事業者様からカード番号をお預かりする際、そのようなカード業務を受託可能です。
また、電話での注文が多い事業者様は、IVR(自動音声応答)を活用し、カード番号をオペレーターがヒアリングせずに受注できるサービスも提供しています。これは、ユーザーがIVRシステムに入力したカード情報を弊社からカード会社に送信するもので、クレジットカード番号や有効期限は弊社のシステムで入力されます。そのため、カード情報の管理は必要ありません。
また、事業者様が一切カード番号に触れたくないというご要望が増えており、その場合弊社がお客様向けのカード番号入力画面をご提供させていただくことも可能です。その画面デザインも事業者様がカスタマイズ可能なため、事業者様のニーズに沿ったイメージで入力画面の構築が可能です。
150通貨に対応した外貨決済サービスを提供
北米、欧州向けに「郵便番号」「住所」の照合を行う機能を展開
近年は、日本のお客さまだけではなく、海外のユーザーにも商品を販売したいと考える事業者様が増えています。弊社では、外貨決済サービスで、海外顧客への販売にも対応しています。Visa、MasterCard、JCBの支払いに対応しており、都度課金に加え、月額課金も可能です。現状、150の通貨が利用でき、事業者様には円建てでお支払いします。
弊社では、「外貨決済AVSサービス(Address Verification System)」もご提供しています。これは、クレジットカード利用時に、利用者本人による支払いであることを確認するため、「郵便番号」「住所」の照合を行う仕組みです。対象地域は北米と英国となり、VisaとMasterCardに対応しています。
スマートリンクネットワークは、業界で唯一、決済処理事業とカードデータ処理センター事業の両面を持つ強固なシステムを構築しています。今後もスマートリンクネットワークは拡大を続けるインターネット決済において、安心、安全、高速、さらにプラスαのサービスを提供し、eコマース市場の健全な発展に貢献し続けてまいります。
※本記事は2014年3月25日に開催された「ペイメントカード・セキュリティフォーラム2014」の株式会社スマートリンクネットワーク 取締役 執行役員常務 営業部門長 南啓二氏の講演をベースに加筆を加え、紹介しています。
※本記事は2014年3月25日に開催された「ペイメントカード・セキュリティフォーラム2014」の株式会社スマートリンクネットワーク 取締役 執行役員常務 営業部門長 南啓二氏の講演をベースに加筆を加え、紹介しています。
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